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その花、持ち帰って栽培…厳禁 県内・増えるオオキンケイギク

2019年06月16日 14:03
コスモスと似ているものの、持ち帰りなどが禁じられている特定外来生物のオオキンケイギク=山形市・馬見ケ崎川河川敷
 「きれいな花だ。持ち帰って家で育てよう」―そんな行動だけで最高300万円の罰金や懲役刑になってしまう花が、県内各地で増えている。鮮やかな黄色でコスモスに似たオオキンケイギクだ。山形市の馬見ケ崎川河川敷でも繁殖が見られる。

 海外由来の動植物のうち国内固有種を追いやる種の拡大防止を目的とした「外来生物法」は、急速に生息(繁殖)域を広げる「特定外来生物」を定めている。北米原産でキク科のオオキンケイギクもその1種。

 オオキンケイギクの繁殖域は、県が2015年に発表した調査結果では内陸部が中心だったが、この数年でほぼ県全域に広がった。道路ののり面に植栽された場所もあり、そこから自然に拡散したとみられる例が確認されている。

 同法は、特定外来生物の飼育や栽培、保管、運搬、販売、譲渡を禁じている。野外の花でも、河川敷や道路際から抜いて別の場所に「運ぶ」だけで違法行為となり、個人の場合は最高で懲役3年または最高300万円の罰金、法人は最高1億円の罰金が科される。

 全国で増加するオオキンケイギクは、どの自治体も駆除に悩んでいる。町内会などが引き抜いて枯れさせゴミとして処分する例もあるが、繁殖力に駆除が追いついていない。またコスモスに似ているため、見分けがつきにくい難しさもあるという。

 植物名が分からない場合は写真を撮り、環境省ホームページ内「日本の外来種対策」の見分け方や比較用の写真で確認できる。

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