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元職員が138万円着服 米沢四季のまつり委使途不明金

2019年06月19日 12:29
記者会見し、元職員による委員会予算の私的流用の経緯を説明して謝罪する中川勝市長(中央)と役員=米沢市・置賜総合文化センター
 米沢上杉まつりなどを運営する米沢四季のまつり委員会(会長・中川勝米沢市長)の2018年度決算に多額の使途不明金が見つかった問題で、当時会計を担当していた元女性臨時職員(40)が私的流用していたことが18日、分かった。流用額は138万円と判明。同委員会が同日、記者会見して明らかにした。着服金は生活費に充てていたという。同委員会は近く米沢署に被害届を提出する方針。

 記者会見は米沢市の置賜総合文化センターで開かれ、中川市長らが出席した。元職員は同委員会の通帳から無断で出金する手口で着服。昨年5月の米沢上杉まつり終了後から今年2月ごろの間、不正が疑われる出金が45件あり、計約150万円が引き出され、一部は口座に戻されていた。

 同委員会の事務局は市と米沢商工会議所、米沢観光コンベンション協会が担っている。通帳は金庫に保管され、印鑑は委員会事務局長などが管理していたが、不在の場合は元職員が無断で持ち出し、押印できる環境にあった。通帳残高や帳簿などの定期的な確認などはしていなかったという。

 同委員会によると、元職員は1年契約で昨年4月に採用され、会計処理を1人で担当。雇用継続を希望せず3月末に退職している。

 今年3月、決算処理のために他の職員が伝票と通帳を確認した際、伝票がない支出や、会計ソフトへの未入力の支出が複数見つかった。関係書類の調査を進めた結果、今月10日までに使途不明金が138万4718円に上ることが判明。同委員会の調べに対し、元職員は14日までに全額を私的流用したことを認めた。

 記者会見に先立ち、同委員会の臨時総会が同センターで開かれ、関係者に現状を報告。元職員は数日中に全額返済を申し出ており、返済が確認された後、あらためて決算をまとめて総会を開くことにした。

 再発防止策として同委員会は4月以降、管理監督職員以外は印鑑を扱えないようにし、通帳や帳簿を毎月確認するように改めた。さらに、支払いを原則、口座振替とし、監事による監査を年2回に増やすなどの対策を行うとしている。

 中川市長は総会と記者会見で「委員会は市民や企業などからの協力金や市の補助金を財源にしている。不正行為を見抜けず、ご心配とご迷惑をお掛けしたことを深くおわび申し上げる。関係者一丸となって再発防止に全力で取り組む」と述べた。

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