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人ごとじゃない災害、2小学校で「授業」 南陽・地震や豪雨、万一の備え

2019年06月20日 10:00
ポリエチレン製の袋に入れたコメと水を鍋で煮込んでご飯を作る沖郷小の5年生=南陽市・同校
 水害や地震などに備え、防災対策を学ぶ授業が19日、南陽市の2小学校で行われた。沖郷小(八島浩行校長、403人)では5年生が炊き出しの実習を行い、荻小(佐藤法子校長、19人)では子どもたちが映像や模型を使った体験を通して土砂災害の恐ろしさを感じ取った。18日夜に本県沖を震源とする大きな地震があったばかりとあって、両校の児童は真剣な表情で学習に取り組んだ。

非常時の炊飯・沖郷小
 沖郷小は本年度、自分の生命は自分で守るという意識を高めて「生きる力」を育んでもらおうと、防災教育に力を入れている。5年生70人は、18日からポリエチレン製の袋に同量のコメと水を入れ、沸騰した湯で煮込むとご飯になる仕組みを学んでおり、19日は5年2組の24人が授業を受けた。

 市と市社会福祉協議会(山口明夫会長)、市ボランティア友の会(斎藤俊策会長)の関係者約10人が学校を訪問。袋を鍋にかけている間、白岩孝夫市長が2013、14年と同市を襲った豪雨水害や18日の地震に触れながら「災害で大切なことは安全な場所への避難。もしもの時は皆さんも避難所や家で大人に声を掛け、命を守る行動をしてほしい」と訴えた。

 約20分で熱々のご飯が出来上がり、山口夢斗君(10)は「災害の時はきょうの勉強を生かしてご飯を作ってみたい」と話した。

模型を使って土石流が起きるメカニズムを学ぶ荻小の児童たち=同校
模型使い理解・荻小
 山に囲まれた荻小では、全校児童を対象に県の出前授業が行われた。13、14年の豪雨水害の際、学校周辺では複数の土砂災害が発生。児童は日本各地を襲った土砂災害の映像を見た後、模型を使って地滑り、土石流、がけ崩れが起きるメカニズムを理解した。

 同校の敷地は市土砂災害ハザードマップで土石流想定危険区域に指定されている。土石流ブースでは、山頂から麓の集落に岩が転がり落ちる場面が再現され、児童は「(模型の)家が倒れた」「怖い」と驚いていた。

 18日の地震に続く降雨を踏まえ、県の担当者は「危険を感じたら斜面から離れて」と訴えた。6年山口弘翔君(11)は「もしもの時は早めの避難で安全を確保する。学んだ内容を家族にも伝えたい」と話した。

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