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【モンテ】前半戦振り返り(下) 試合中の陣形変更が奏功

2019年07月10日 11:30
2トップの陣形で同時起用もあったFW阪野豊史(左)とFWジェフェルソン・バイアーノ=6月29日、天童市・NDソフトスタジアム山形
 守備重視の堅実な試合運びを見せた中、試合中の2トップへの陣形変更が一定の効果を示した。FW阪野豊史、FWジェフェルソン・バイアーノのダブルエースを軸に、僅差の展開で見られた常とう手段。攻撃の質が向上すれば、流れを大きく変える一手になり得る。

 堅守を志すチームにとって、スコアの動かない堅い試合になることは多い。山形は拮抗(きっこう)した状況やビハインドの展開を打破するため、基本の3―4―2―1から3―5―2への陣形変更を主な選択肢とした。センターバック3人の前にアンカー(中盤の底)としてMF本田拓也を配置し、連動させて前線の形を変える。

 攻守の切り替えの速さやリスク管理はより求められる一方、高い位置に起点を二つ設けることができ、圧力を高めて波状攻撃につながりやすい。昨季も試みた手段だが、今季は阪野に加え、バイアーノやFW大槻周平の加入で威力が増した印象だ。

 第8節の東京V戦は、逆転勝利に結び付いた。1点を追う後半からシステムを変え、2トップはバイアーノとMF坂元達裕の組み合わせに。終了間際には阪野と大槻のコンビに変えた。激しいボール奪取からスムーズに攻撃に転じ、坂元と大槻がそれぞれ1得点。白星で7季ぶりの首位に立った。

 しかし、思惑が外れる試合もあった。バイアーノが徹底マークを受けた第6節の栃木戦、守備的布陣を敷かれた第20節の柏戦はその一つ。完封負けした柏戦後、木山隆之(たかし)監督は「改善点は多い。(柏のような)個の力が高い選手たちに守備的に戦われると、今の攻撃の能力では(陣形を変えても)厳しい」と指摘し、レベルアップの必要性を強調した。起点に縦パスを差し込む状況判断力と精度、堅い守備のバランスを崩す連係の向上は欠かせない。

 他に攻撃面ではクロスの好機が格段に増えた一方、長い距離のカウンターはわずか1得点。守備を土台にするチームには物足りない数字だ。サポートへの押し上げが鈍く、遅攻とされる場面は目立つ。主将のDF山田拓巳が「どこが勝ってもおかしくない状況」と語る混戦のJ2。得点力アップは昇格争いを一歩抜け出す鍵になる。
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