県内ニュース

安価品に一部取り換え・長井 市「ベビーボックス」NPO関与か

2019年07月11日 09:05
一部のベビーボックスに入っていた非指定品のスプーン
 育児用品を箱に詰め新生児世帯へ贈る長井市の「ベビーボックス」事業で、中身の一部の指定された漆塗りのスプーンが安価な類似品に取り換えられていたことが10日、分かった。少なくとも49箱分で類似品を確認。市に納品していたNPO法人「aLku(アルク)」(同市)が関与したとみられるが、佐藤亜紀代表理事(32)とは連絡が取れないという。

 市が同日、記者会見で説明した。同事業は2015~17年度に市地域おこし協力隊員を務めた佐藤代表理事が発案した。アルクが地元企業や職人から納入されたベビー服など13種を箱詰めし、それを市が購入して家庭へ贈る事業で、17、18年度に実施された。子育て支援策として高い評価を受け、17年度にグッドデザイン賞も受けた。

指定品の漆塗りのスプーン
 18年度に指定した漆塗りのスプーン(3本1セット、5千円相当)を納めた漆塗り職人江口忠博さん(62)=同市上伊佐沢=から今年3月、「箱に違う物が入っている」と指摘を受け、市が調査。18年度に贈った144箱のうち、少なくとも昨年11月15日以降に渡した49箱でスプーンが指定品ではなかった。市が佐藤代表理事に問い合わせたが、説明に一貫性がなく真偽も不明で、現在は連絡が取れないという。別の理事から指定されたスプーンの代金を支払ってもらい、交換を進めている。

 江口さんによると、アルクは未払いが多く、予定数よりも受注が少なかったといい、「(類似品は)木製のウレタン塗りで一目で違うと分かった。3本で千円程度の安物で、自分の信用を毀損(きそん)された」と憤る。

 関係者によるとアルクは事実上、佐藤代表理事が1人で運営していたとみられる。市は「贈呈した市民におわびする。協力隊から関わってきた代表理事を信用し、検品はしなかった。法的な対応が必要かどうかは今後検討したい」とした。
おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内8市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2019年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2019年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から