全て女性の寄席興行開催へ　浅草で３月、桃花さんトリ

　記者会見する女性落語家の蝶花楼桃花さん（前列中央）ら＝３１日午前、東京・浅草

　人気の女性落語家、蝶花楼桃花さん（４１）が３１日、東京都内で記者会見し、自身がトリを務める東京・浅草演芸ホール３月上席（１〜１０日）の夜の部の出演者を、全て女性にすると発表した。

　同ホールによると、首都圏の常設の寄席で、全出演者が女性という定期公演はおそらく例がないという。「桃の節句」の時期でもあることから「桃組」と名付けられた。

　出演者の多くは落語協会に所属。落語家では、共に女性で初めて真打ちとなった三遊亭歌る多さん、古今亭菊千代さんをはじめ、気鋭の真打ち、二つ目が登場する。粋曲や漫才コンビら「色物」も加わり、女性芸人は３０人以上になる予定。

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