NY株反発、323ドル高 金融システム懸念が後退

3/30 05:55
 ニューヨーク証券取引所

 【ニューヨーク共同】29日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比323・35ドル高の3万2717・60ドルで取引を終えた。米シリコンバレー銀行(SVB)などの経営破綻を背景にした金融システムへの懸念が後退して買い注文が膨らみ、ほぼ全面高となった。

 朝方発表された2月の中古住宅仮契約指数が、市場予想に反して上昇したことも材料視された。米連邦準備制度理事会(FRB)が近く利上げを停止するとの観測も景気後退への警戒感を和らげ、買いを後押しした。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数も反発し、210・16ポイント高の1万1926・24。

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