ＮＹ株３日続伸４１５ドル高　インフレ鈍化好感、ほぼ全面高

　ニューヨーク証券取引所で働くトレーダーら＝３月３１日（ロイター＝共同）

　【ニューヨーク共同】３月３１日のニューヨーク株式市場のダウ工業株３０種平均は３日続伸し、前日比４１５・１２ドル高の３万３２７４・１５ドルで取引を終えた。インフレが鈍化したのを背景に、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が近く利上げを休止するとの観測が拡大。景気後退懸念が和らいでほぼ全面高となった。

　朝方発表された２月の米個人消費支出（ＰＣＥ）物価指数の前年同月比上昇率は５・０％となり、１年５カ月ぶりの低水準となった。インフレが収束へ向かっているとの受け止めが広がり、買い注文が膨らんだ。

　ハイテク株主体のナスダック総合指数も続伸し、２０８・４４ポイント高の１万２２２１・９１。

　個別銘柄では、住宅用品販売のホーム・デポ、化学・事務用品の３Ｍ（スリーエム）の上昇が目立った。小売りのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスは売られた。

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