「休眠預金」で新興企業に出資 改正案提出、使途拡大へ

6/7 18:26

 10年以上お金の出し入れがない「休眠預金」を巡り、衆院財務金融委員会は7日、超党派の議員連盟が策定した休眠預金活用法改正案を衆院に提出することを決めた。公益性の高い事業を手がけるスタートアップ(新興企業)に出資できるよう、使途を広げる。今国会での成立を目指す。

 現行の休眠預金法は子どもや困窮者を支える団体への助成に使途を限っている。法改正し、専用のファンドによる1社当たり数千万円規模の出資を可能にする。資金調達力が乏しい起業家を後押しし、行政の支援が届きにくい民間の公益活動の担い手を増やす狙いがある。自民党の坂井学議員は「社会的起業家の支援が求められている」と説明した。

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