【ハノイ共同】ベトナムの首都ハノイ近郊にある日系のタンロン工業団地が、9〜11日に5割節電するよう国営電力会社から要請されたと、ベトナム日本商工会議所が9日明らかにした。水不足による水力発電所の稼働低下などが理由。「5割だと操業できない」と影響を懸念する声が出ている。
タンロン工業団地は住友商事が運営し、パナソニックやキヤノンなどが入っている。地元メディアによると、北部の水力発電所11カ所が水不足で稼働を一時停止。ハノイを含む一部地域では計画停電も行われ、ファム・ミン・チン首相は国民に節電指令を出した。商工会幹部は「ここ10年で最も厳しい電力状況ではないか」と指摘する。
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