「梅の日」の6日、和歌山県海南市の酒造会社「中野BC」で梅酒の初仕込みが行われ、収穫されたばかりの南高梅約23万粒、計8・5トン分を醸造タンクに漬け込んだ。11月末に蔵出しされ「中野梅酒NOUVEAU」の商品名で出荷される。
アルコールや砂糖などが入った醸造タンク(直径2・6メートル、高さ4・2メートル)の上部から職人が多くの梅を流し込むと、芳醇な香りが広がった。今年は200〜300トン分を漬け込む。同社の4代目「梅酒杜氏」の藤原弘彰さん(47)は「先日の大雨の影響を心配していたが、実太りの良い梅が入荷され、ほっとした。国内外の多くの人に飲んでほしい」と語った。
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