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パーキンソン症候群罹患か 東京・池袋母子死亡事故

2019年10月19日 01:08
交通事故の現場を調べる警察官=4月、東京都豊島区
交通事故の現場を調べる警察官=4月、東京都豊島区
 東京・池袋で乗用車が暴走し母子2人が死亡した事故で、運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長(88)が手足の震えや筋肉のこわばりが起きる「パーキンソン症候群」に罹患していた疑いがあることが18日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は加齢による身体機能の衰えや認知症など別の病気の有無も調べ、運転操作への影響について詰めの捜査を進めている。

 19日で事故から半年。警視庁は早ければ年内にも自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で書類送検する方針。

 捜査関係者によると、飯塚元院長は片脚の具合が悪く通院していた。パーキンソン症候群と似た症状もあり、医師は「運転は許可できない」と伝えていた。事故後には別の医師が、パーキンソン症候群の疑いがあると判断した。

 飯塚元院長はこれまでの聴取に「ブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性も考えられる」などと説明している。警視庁は運転操作ミスが原因とみて、医師の意見を詳しく聴くなど慎重に調べている。事故当日は昼食のため妻を乗せレストランに向かっていたという。

 事故は4月19日昼に発生。横断歩道に突っ込んで通行人をはねるなどし、松永真菜さん(31)と長女莉子ちゃん(3)が死亡、8人が重軽傷を負った。飯塚元院長と妻も負傷した。松永さんの遺族は厳罰を求める署名を約39万人分集め東京地検に提出している。

 道交法では「パーキンソン症候群」を免許取り消しなどになる病名に定めておらず、患者でも法律上、運転は可能。専門家は「病状の進行具合の確認などを含め医師への相談が重要だ」と話している。
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