船員養成機関の独立行政法人海技教育機構(横浜市)は1日、新造した練習船「かざはや」(56トン)の進水式を北九州市の造船所で開いた。物資の積み降ろしができるクレーンを搭載。船員の訓練だけではなく、災害時の物資輸送や被災者の避難にも活用する。3月20日に就航予定。
海技教育機構によるとかざはやは全長約20メートル、全幅6メートルで、定員は50人。所管する国立清水海上技術短期大学校(静岡市)が約28年間にわたって使ってきた校内練習船が老朽化したため新造した。
進水式には地元の小学生約80人のほか、国土交通省や短期大学校の関係者らが出席した。
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