厚生労働省は、ひきこもり状態に陥った人を支援するうちに自らも悩みを抱えるようになった人のストレスを軽減する事業を始める。オンラインで悩みを共有し、相談できる場を設けることなどを検討。2023年度中の開始を予定している。
自治体や社会福祉協議会、NPOの職員などを支援の対象として想定。23年度当初予算案に関連経費を盛り込んだ。具体的な内容は今後詰める。
ひきこもりを巡っては、健康や生活環境が悪化しても助けを求めない「セルフネグレクト」(自己放任)の状態になり、支援者による対応が長期化する傾向が見られる。自らが疲弊してしまう支援者もいるという。
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