鹿児島県にある桜島の昭和火口で8日、2018年4月以来となる噴火が発生した。鹿児島地方気象台によると、午前10時52分ごろにごく小規模の噴火を、午前11時10分ごろに噴煙の高さが千メートルに達する噴火をそれぞれ観測。気象台は火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴う噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけた。
気象台は1月14日ごろから桜島で山体の膨張を示す緩やかな地殻変動を観測。今回の噴火との関連は不明だが、山体膨張が一度に解消される際、大規模噴火の可能性が高まるという。
昭和火口は南岳の東に位置し、06年から18年まで活発に活動していた。
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