線状降水帯実験を全国拡大 「富岳」活用、予測向上へ

6/7 19:18
 スーパーコンピューター「富岳」=神戸市の理化学研究所計算科学研究センター

 気象庁は7日、局地的な豪雨をもたらす「線状降水帯」の発生可能性を約12〜6時間前に伝える「半日前予測」の精度向上に向け、理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」を用いたシミュレーション実験を全国に拡大して行うと明らかにした。

 昨年は西日本だけだったが、今年6月8日〜10月末は東日本や北日本にも範囲を広げる。半日前予測は現在、対象が広域のブロックごとだが、2024年から都道府県単位、29年から市町村単位での発表を目指しており、実験結果を生かしたい考え。担当者は「線状降水帯の発生事例が少ない東北などでも検証したい」としている。

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