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神経細胞の脳内移動解明 名古屋市立大、治療法開発に道

2010年07月29日 01:02
 脳内で新たにつくられた神経細胞が、損傷を受けた部位を再生させるため脳内を移動するメカニズムを、マウス実験で解明したと名古屋市立大の沢本和延教授(再生医学)らが29日付米科学誌ニューロン電子版に発表した。

 脳梗塞など現在は治療が難しいとされる脳疾患の治療法開発に役立つ可能性があるという。

 脳室下帯という場所でつくられた神経細胞は脳内を移動し、損傷した部位を再生させたり、嗅覚にかかわる細胞に成長したりすることが分かっていたが、細胞が密集する脳内をどのように移動しているかは不明だった。

 研究チームは、神経細胞の機能に関係することが分かっているアストロサイトという細胞が、神経細胞が分泌する「SLIT」というタンパク質の働きを受け、神経細胞のための「トンネル」をつくり、中を移動させていることを突き止めた。

 神経細胞を目的の部位に効率良く移動させる手法の開発が課題という。
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