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「く」の字触り認知症検査 岡山大、早期診断に応用

2010年07月29日 19:18
アイマスクをして認知症検査の実験をする岡山大の呉景龍教授=28日午後、岡山市
アイマスクをして認知症検査の実験をする岡山大の呉景龍教授=28日午後、岡山市
 「く」の字が、異なる角度で開いて盛り上がった二つの板を指先で触り、角度の大小を区別する実験で、アルツハイマー病の患者は健常者に比べ正答率が低いことが分かった。岡山大の呉景龍教授(生体計測工学)らのグループが28日発表した。

 呉教授によると、認知症は「見えない障害」とされ、早期診断の方法が確立されていない。触覚を新指標にすることで、早期のアルツハイマー病診断に応用することが期待できるという。

 呉教授らは、くの字の開きを点字のように盛り上げた4センチ四方のアクリル板9枚を用意。角度は60度から少しずつ大きくなっており、最大で110度。アイマスクをした患者に開きの異なる2枚の板を触らせ、60度と比べてどちらの角度が大きいか区別してもらう。

 研究の対象は、健常者14人、アルツハイマー病に先行する「軽度認知障害」の患者10人、アルツハイマー病患者13人で、いずれも60〜80代。

 健常者は約8度という小さな角度差で正答できたが、軽度認知障害患者は約14度、アルツハイマー病患者は約25度の角度差がないと正答できなかった。
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