【ソウル共同】韓国国会は8日、159人が死亡したソウル・梨泰院の雑踏事故の責任を問い、議席の過半数を握る最大野党「共に民主党」などが提出した李祥敏行政安全相の弾劾訴追案を可決した。李氏は職務停止となり、憲法裁判所が罷免の可否を判断する。
韓国国会では過去、大統領だった故盧武鉉氏、朴槿恵氏の弾劾訴追案が可決されたことがあるが、閣僚の訴追案可決は憲政史上初めて。
李氏は、事故対応の不手際が明らかになった警察を管理・監督する立場。共に民主党などは、李氏の辞任を要求してきたが、尹錫悦政権が応じず、6日に弾劾訴追案を提出した。
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