中国戦闘機、米偵察機の飛行妨害 米軍発表、南シナ海で正面横切る

5/31 10:34
 米空軍の電子偵察機RC135の近くを飛行する中国軍の戦闘機「殲16」=26日、南シナ海上空(米海軍提供、AP=共同)

 【ワシントン共同】米インド太平洋軍は30日、南シナ海上空の国際空域で現地時間26日に中国軍の戦闘機「殲16」が米空軍の電子偵察機RC135の正面を横切り、飛行を妨害したとの声明を発表した。RC135が殲16の飛行で発生した「後方乱気流」に入ったとし「必要のない攻撃的な飛行」だったと非難した。

 インド太平洋軍は、RC135の機内から撮影したとみられる動画をHPで公開。上空で殲16とみられる機体が目の前を横切っていく様子が写っていた。RC135は国際法に従い、通常の作戦を遂行中だったとしている。

 中国軍が軍事活動を活発化させる中、偶発的な衝突が起きかねないと懸念されている。

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