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| 「第48回県少年の主張大会−いま伝えたい 私のメッセージ」(山形新聞、山形放送、県防犯協会連合会、県あすをきずく青少年県民会議が主催)が9月19日、山形市の山形国際交流プラザで開かれた。県内15地区大会と、4ブロック大会を勝ち抜いた中学生16人が出場し、ステージ上で自分の思いを堂々と発表した。最優秀と優秀、優良に輝いた5人の主張を紹介する。 |
【最優秀】 有賀この美(鶴岡市立朝日中3年)
皆さんは何か後悔したことがありますか? わたしには、どうしても忘れることができない、できれば時間を戻してやり直したいと思う大きな後悔が一つあります。
わたしには祖父がいました。でも、祖父のことが大嫌いでした。わたしの祖父は1年前に脳梗塞(こうそく)で倒れてから介護が必要となりました。元気なころは、毎朝「この美、どごさ行ぐなだ?」と声をかけてくれて、その度に「学校さ行ってくるー」と答えることがわたしと祖父の日課でした。ところが、倒れてからの祖父は、同じことを何度もたずねるようになりました。わたしはそんな祖父との会話がうっとうしくて、何を聞かれても無視して出かけました。どうせ言ったってすぐ忘れる。話したってわかるわけない。だから、返事なんかしなくても同じこと。言っても無駄。そう思いながら、祖父の前を通り過ぎました。そんな日が何日も何日も続き、しだいに祖父はわたしに話しかけなくなり、とうとう名前さえ呼ばなくなっていったのです。
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【優 秀】 菊池烈斗(寒河江市立陵西中3年)
「恥ずかしいのか?」
大きな声と、大きな手話で、母からしかられ、僕は立ちすくみました。そして、母を真っすぐに見ることができませんでした。
僕の両親は、聴覚障害があります。2人とも、幼いころに聴覚を失いました。今は健常者と一緒に会社で働き、僕と妹を守り育ててくれています。
しかし、正直、小学校3年生のころから、親と出かけるのが嫌になっていました。買い物一つするのにも、店の人と母の間で、僕がすべて手話で伝えなくてはならないのです。周囲からの好奇の目、哀れんでいるような目、さまざまな視線が、遠慮なく僕たちに注がれます。そんな時、僕の手話や口の開き方は、どんどん小さくなっていくのでした。
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【優 秀】 山田瑞基(米沢市立第二中3年)
「今日は始業式、クラス替えがあったんだ。担任は田端先生だよ」
「よかったね」
これが母の最後のメールでした。まさかその2週間後に母が亡くなるなんてこれっぽっちも思っていませんでした。山形の病院に入院している母との会話はメール。クラスのこと、部活のこと、家のこと。ささいな出来事のやりとりで母を身近に感じていました。
母が体の異変を感じたのは亡くなる9カ月前のことです。日がたつにつれて調子が悪くなっていき、寝込む日が増えていった母。病院で検査を受けたところ「悪性リンパ腫」。血液のガンと診断されました。重い病気だとは聞きましたが、母が病気に負けるはずがない。元気になるだろうと、正直軽い気持ちで受け止めていました。
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【優 良】 江口征志(長井市立長井南中3年)
「お年寄りの荷物を車まで運ぶキャリーボランティアを行いたいと思います」
今年2月に行われた長井市少年議会で、市内の中高生の代表や多くの市民の前で僕はこう言い放ちました。「車まで荷物運ぶのが大変でよ」という祖母の言葉をヒントに生徒会活動に取り入れようと思いついたことでした。
ところが、そのことを生徒会に提案するどころか、僕はいつの間にか忘れてしまっていました。
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【優 良】 石川真理(酒田市立飛鳥中3年)
皆さんには好きなこと、得意なことはありますか? 夢はありますか? わたしにはあります。ずっと追い求めていきたい、そんな夢があります。そうはっきり言えるようになったのは、最近のことです。「こんなわたしにも得意なことがある」。自分に自信が持てるようになってからのことです。
わたしは、生まれつき右腕を自分の意思で動かすことができません。生まれたとき、腕にへその緒が巻き付いてしまったことが原因です。幼いころはまったくそのことを気にしていませんでした。みんなと同じように走り、遊び、笑いながら日々を過ごしていました。けれど、保育園の行事で太鼓を打っていたとき、「何で右腕をしっかり上げないんだ」と言う指導者の方の言葉に戸惑いを感じました。そして、園の先生とその方が何かを相談しているのを見て、わたしは訳もわからず悲しくて不安になりました。
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| 主 催 |
山形県防犯協会連合会 山形新聞社 山形放送 山形県あすをきずく青少年県民会議 |
| 後 援 |
山形県 山形県警察本部 山形県教育委員会 山形県少年補導員連絡会 |
| 協 賛 |
山形県交通安全協会 |
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