ちょっとそこまで

“見習い保育士”に~山形

(2011/05/24掲載)

父親の心得学ぶ

 「イクメン」とは「子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと」らしい。自分は8歳と5歳の2児の父として子育てを楽しみ成長しているだろうか。父親としての心得を学ぼうと、山形市の千歳ののはな保育園を訪ねた。

 「じゃあ子どもたちと触れ合うのが一番」と、鈴木房子園長に案内されたのは年長児のみつばち組。担任の安孫子裕子先生と25人の園児が「おはようございます!」と元気なあいさつと歌で出迎えてくれた。

花摘みを楽しむ子どもたち。菜の花を手に笑顔いっぱい=山形市・馬見ケ崎川河川敷
花摘みを楽しむ子どもたち。菜の花を手に笑顔いっぱい=山形市・馬見ケ崎川河川敷
 午前中は近くの河原へ散歩。子どもたちは到着するなり大はしゃぎ。「一緒に花摘みをしよう」と、佐藤ひなたちゃん(5)の誘い。「花のみつは甘いんだよ」と教えてくれた。男の子たちは「ハンター(鬼ごっこのようなもの)やろう」。すばしっこく逃げる子どもを何とか捕まえたが、疲れたので早速休憩。隣に座った矢作裕美君(5)は「“相棒”がいるから保育園は楽しいよ」と笑顔で話してくれた。その間も「ダンゴムシ見つけた」「飛行機雲だ。見て」と次々に話し掛けてくる。“見習い保育士”の記者は大人気。疲れるけど一緒に遊ぶのは楽しい。「イクメン」に近づいたかもしれない。

 園に戻って昼食。豚汁と卵焼き、トマトにイチゴと豪華なメニューだ。保護者から取れたてのキュウリの差し入れも届いた。冨樫拓夢君(6)は「給食はおいしいから大好き」とうれしそう。ごちそうさまの後は、お昼寝タイム。遊び疲れたのか布団に入るなりぐっすり。「ねえ背中さすって」。寝付けない子どもたちが甘えてくる。優しくさするとすぐに寝息を立て、かわいい寝顔を見せてくれた。

イクメンに近づく?

 その間、鈴木園長に「父親に望むことは」と聞いてみた。答えは「しっかり向き合うこと」。「家に帰ったらまず子どもを抱き締めて。そしてその日の出来事を聞いてほしい。何げない会話から成長が感じられるはず」。さらに「働く姿を子どもに見せてほしい。『パパが頑張って家族を支えているんだ』と背中で伝えて。もちろんお母さんへのさりげないサポートも忘れずに」とも。安孫子先生は「年長児は失敗を覚えることも必要な時期。自分で考え、判断できるよう見守り支えてほしい」と教えてくれた。

子どもと粘土で遊ぶ「一日保育士」の記者
子どもと粘土で遊ぶ「一日保育士」の記者
 子どもたちには「パパのどんなところが好き?」と質問。冨樫颯太君(5)は「車に一緒に乗るのが好き。お顔も好き」。海藤優嬉音ちゃん(5)は「いっぱい遊んでくれるし、お風呂も一緒に入ってくれる」。みんなお父さんが大好きだ。

 「バイバイ!また来てね!」。最後まで元気いっぱいの25人に見送られ、園を後にした。今日は久しぶりに早く帰って息子とたくさん話をしようか。風呂にも一緒に入ろう。そしたら「パパ大好き」って言ってもらえるかな。

(尾花沢支社・長瀬亮)

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