ちょっとそこまで

気ぜわしい師走、心落ち着く場所へ~天童

(2011/12/14掲載)

ジャガラモガラへ赴くも…

 何だかんだで気ぜわしい12月。人と会話をしていても、近々やらなきゃいけない別の事が頭をよぎり焦る。何も12月だけに限ったことではないのだが、気持ちを落ち着かせる必要がある。水をかぶるなどの荒行は無理なので、どこか静かな場所に身を置くといった緩い心持ちで天童市に向かった。

水面に映る雲の流れをただ眺めるのもいい=天童市山口・留山川ダム
水面に映る雲の流れをただ眺めるのもいい=天童市山口・留山川ダム
 目的地に選んだのが「ジャガラモガラ」。同市貫津にある山あいのすり鉢状になったくぼ地で、地面下から冷気が吹き出す風穴が点在するという。名称といい、その謎めいた感じがいい。心静かにたたずめるのではないか。そうでもないか。いや、でも見てみたい。

 一人では寂しいので天童支社の先輩記者に同行を依頼。当日の早い時間に入り口手前の「じゃがらむら」が営業していないことを現地に赴き確認してくれた。ありがたい。よって昼食を別の場所で済ませた後、いざ目的地へ。ところが入り口にはチェーンが張られ、「12月1日から翌年4月30日まで林道を閉鎖します」との立て看板があるではないか。下見は何だったのか…

 仕方なく予定を変更。ぶらり旅にはこうした事態も付き物だ。心静かに事を運ばなければなるまい。目的地を留山川ダムに決める。水面をじっと眺めながら、頭の中を整理するのも悪くない。

雲映す水面眺め深呼吸

 ジャガラモガラ入り口から車を走らせる。実りの秋を過ぎて稲株だけが残った田んぼや、熟れた実が所々に残る柿の木など晩秋の田園風景を眺めること約15分、留山川ダムに到着した。平日の午後。人影のない中、40歳前の男2人がダム近くの駐車スペースに降り立った。傾き始めた鈍い日の光を感じながら、辺りを見渡す。すっかり葉が落ちた木々、流れ行く雲を映す水面。深呼吸するにはなかなかいい場所だ。

コーヒーを入れてくれる先輩記者。冷気にさらされ、熱はすぐに逃げた
コーヒーを入れてくれる先輩記者。冷気にさらされ、熱はすぐに逃げた
 「桃源郷という言葉がぴったりの場所がある」と相棒が言い始めた。ここから車で30分程度というので行ってみることにした。林道の先にあると言う“桃源郷”だが、あいにく道に迷い、このまま突き進めば遭難してしまいそうだったので引き返した。その後、地図上で確認したところ相棒が目指していたのは東根市の「沼沢沼」だった。

 道草した後、再び留山川ダムに戻ると辺りは暗くなり始めていた。アウトドア派という先輩の車からガスバーナーやポットなどを取り出し、持参した水を沸かした。いすに腰掛けながらコーヒーを胃袋に流し込み、体を温めるイメージだったが、受け取ったコーヒーはぬるく体は全く温まらなかった。

 最終的にぶらり旅の目的が何だったのか思い返せないまま帰ることにした。

(報道部・佐々木亨)

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