2009年山形県内スポーツ10大ニュース

 今年も多くの県勢アスリートが県民に感動を与えてくれた。世界を相手に、または国内最高レベルで果敢に戦った姿はいつまでも記憶に残るだろう。2009年の県内スポーツ10大ニュースを選んだ。

モンテ、サッカーJ1残留

下位同士の「直接対決」となった第29節神戸戦は1―0で勝利。少ない好機を生かす“山形らしさ”を発揮した=10月17日、天童市・NDソフトスタジアム山形
下位同士の「直接対決」となった第29節神戸戦は1―0で勝利。少ない好機を生かす“山形らしさ”を発揮した=10月17日、天童市・NDソフトスタジアム山形
 10年の時を経てたどり着いたJ1でモンテディオ山形が躍動、戦前の予想を覆し残留を果たした。

 開幕戦で磐田に6−2で大勝すると、続くホーム初戦の名古屋戦では雪中の激闘を展開、強豪を相手にドローに持ち込み、序盤でシーズンを戦い抜くための手応えをつかんだ。

 手堅い守備と少ない好機を生かす勝負強さが光り、終盤は下位同士の「直接対決4連戦」を3勝1分けで乗り切って残留に前進した。

 “王手”をかけてから足踏み状態が続いたが、最終節前の第33節名古屋戦。この試合には敗れたものの、降格圏の16位柏が勝利を逃したため残留が決まった。

 J2でも中位クラスの資金力。守勢に回らざるを得ない状況で、反則ポイントの少ないチームに贈られる「フェアプレー賞」を獲得した。就任2年目の小林伸二監督の下、粘り強く堂々と戦ったことを証明した。

栗原健太が野球日本代表に選ばれWBC優勝

 野球の国別対抗世界一を決める第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が3月に開催され、日本が2連覇を達成した。広島の栗原健太内野手(日大山形高出)は、負傷した村田修一内野手(横浜)に代わって緊急招集され、世界一のメンバーになった。

 決勝ラウンドから合流した栗原は準決勝アメリカ戦は代打で1度、決勝韓国戦は指名打者で先発出場し2度打席に立った。

 国内のリーグ戦ではソフトバンク3年目の長谷川勇也外野手(酒田南高出)がチームトップ、パ・リーグ4位の3割1分2厘をマークした。

加藤条治がスケートW杯優勝 2度目の五輪出場決定

 スピードスケート男子短距離の加藤条治(日本電産サンキョー・山形中央高出)が11月にオランダのヘーレンフェインで行われたワールドカップ(W杯)の500メートルを34秒98で制し、今季初優勝、通算7勝目をマークした。12月のカナダ・カルガリー大会は2位。これらの成績により、男子スピードスケート勢では第1号となるバンクーバー五輪日本代表に決まった。

 世界記録保持者として臨んだ前回のトリノ五輪(イタリア)はまさかの6位。自身2度目の五輪となるバンクーバーは雪辱の舞台だ。

新体操の三沢樹知が世界選手権4位

 山形北高出の三沢樹知(東女体大2年・山形RG)が主将の新体操日本代表が、9月の世界選手権(三重県)種目別リボン・ロープで4位。過去最高に並ぶ好成績。三沢は2006年から続いた約3年の代表生活に区切りをつけた。

バスケ国体総合優勝

初のアベック優勝を果たし喜びを爆発させるバスケットボール成年の本県チーム=新潟市東総合スポーツセンター
初のアベック優勝を果たし喜びを爆発させるバスケットボール成年の本県チーム=新潟市東総合スポーツセンター
 新潟県で開かれたトキめき新潟国体(10月)で、バスケットボール成年男子の本県選抜が17年ぶり4度目、成年女子が3年ぶり2度目の栄冠に輝いた。山形商高が単独で臨んだ少年女子も県勢過去最高の3位に入り、初の競技別総合優勝を果たした。男女とも各世代別・カテゴリー別の日本代表(候補)に多くの選手を輩出するなど地道な強化、育成が花開いた1年だった。

陸上ジュニア五輪で県勢2種目V

 陸上のジュニアオリンピック(10月・神奈川県)で、県勢男子が2種目で日本一に輝いた。Aクラス(14歳)110メートル障害を14秒72で制した江口悠貴(米沢三中)は、新潟国体少年男子B同種目でも準優勝しており、同年代国内トップレベルの実力を証明した。Cクラス(12歳)1500メートルでは長沼大智(米沢四中)が4分16秒77で頂点に立った。

スキーアルペンの深瀬和志が全中優勝

 2月に岐阜県で開かれた全国中学校スキー大会で、アルペン男子回転に出場した深瀬和志(日大山形高=当時山形四中)が、合計タイム1分34秒18で優勝した。1回目にトップに立ち、2回目は危なげなく首位を守った。深瀬は高校進学後、全日本スキー連盟の2009〜10年強化指定選手(ジュニアB)に選ばれた。

地元開催の全中カヌーで県勢V連発

 西川町の月山湖で8月に開かれたJOCジュニアオリンピックカップ全国中学生カヌー大会で、地元の声援を受けた県勢が活躍した。カヌースプリント男子カヤックシングルの白田駿(西川)と、同女子カヤックフォアの河北(安達楓香、佐藤里菜、高橋千桃、早坂枝里)が優勝。河北は同種目2連覇を達成した。

パイオニア新体制スタート

 バレーボールプレミアリーグ女子のパイオニアレッドウィングスは、3年間指揮を執った吉田敏明監督と主将の庄司夕起ら主力が退団した。選手が大幅に入れ替わり、佐藤浩明コーチが監督に昇格。新体制で臨んだ2009−10プレミアリーグは序盤戦を終え、1勝5敗で7位と苦しいスタートとなっ

10県スポーツタレント発掘事業スタート

 トップアスリートになり得る“原石”をジュニア世代から見いだし、長期的なプログラムで多様な可能性の伸長を図る県のスポーツタレント発掘事業「YAMAGATAドリームキッズ」がスタートした。年度内に1期生30人程度が決定する。

次点女子プロゴルファー2人誕生

 7月に行われた日本女子プロゴルフ協会のプロテストで、ともに山形市出身の大江香織、大和笑莉奈の両選手が合格。本県関係の現役女子プロは計7人になった。
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