2012年県内10大ニュース

 山形新聞が選んだ2012年県内十大ニュースのトップは記憶に新しい師走の政治決戦。新人2人が激戦を制するなど県内全ての選挙区で当選者の顔触れが前回から一新した。舟形町で出土した「縄文の女神」こと西ノ前土偶の国宝指定、佐々木則夫監督(尾花沢市出身)率いるサッカー女子日本代表のロンドン五輪銀メダルはうれしい話題だった。一方、日本画家の福王寺法林氏(米沢市出身)、作家丸谷才一氏(鶴岡市出身)と本県ゆかりの2人の文化人が逝去。冬は豪雪、夏は酷暑と異常気象も印象的な1年だった。

衆院選で自民が政権奪還

県内全選挙区で当選者の顔触れが一新した衆院選。県2区は自民新人の鈴木憲和氏が初当選を飾った=12月16日、米沢市 県内全選挙区で当選者の顔触れが一新した衆院選。県2区は自民新人の鈴木憲和氏が初当選を飾った=12月16日、米沢市 (クリックで拡大表示します)

第46回衆院選が12月4日公示、同16日投票の日程で行われた。県内の3小選挙区には現行制度下で最多の12人が立候補し、県1区は自民前職の遠藤利明氏、県2区は自民新人の鈴木憲和氏、県3区は無所属新人の阿部寿一氏がそれぞれ当選した。民主前職の近藤洋介氏が比例で復活当選した。県1区で民主前職の鹿野道彦氏、県3区で自民前職の加藤紘一氏の両ベテランが苦杯をなめた。

西ノ前土偶が国宝に

9月6日、正式に国宝に指定された西ノ前土偶 9月6日、正式に国宝に指定された西ノ前土偶 (クリックで拡大表示します)

舟形町の西ノ前遺跡から出土した県所有の土偶「縄文の女神」が4月、国宝指定の答申を受け、9月に正式決定した。約4500年前に作られたとされ、女性をかたどった8頭身の優美な造形で知られる土偶。今年は1992年8月の発見から20周年に当たる記念の年で、町内では里帰り展や土偶が出土した日に合わせたイベント「縄文炎祭(ひまつり)」が開催され、国宝指定を祝った。

なでしこ五輪銀、佐々木監督に県民栄誉賞

ロンドン五輪でサッカー女子日本代表を銀メダルに導いた佐々木則夫監督に県民栄誉賞が贈られた=9月21日、県庁貴賓室 ロンドン五輪でサッカー女子日本代表を銀メダルに導いた佐々木則夫監督に県民栄誉賞が贈られた=9月21日、県庁貴賓室 (クリックで拡大表示します)

ロンドン五輪サッカー女子で、日本代表「なでしこジャパン」が銀メダルに輝いた。チームを率いたのは、尾花沢市出身の佐々木則夫監督。古里では連夜、市民や小学校時代の同級生らが、パブリックビューイングで熱い声援を送った。五輪後、尾花沢に駆け付けた指揮官は「皆さんの応援があってこそ、銀メダルを獲得することができた」と市民に感謝。9月には県民栄誉賞が贈られた。

日東道あつみ温泉IC―鶴岡JCT間開通

日本海東北自動車道あつみ温泉IC―鶴岡JCT間が開通し、関係車両が走り初めした=3月24日、鶴岡市大岩川 日本海東北自動車道あつみ温泉IC―鶴岡JCT間が開通し、関係車両が走り初めした=3月24日、鶴岡市大岩川 (クリックで拡大表示します)

3月24日に日本海東北自動車道(日東道)のあつみ温泉インターチェンジ(IC)-鶴岡ジャンクション(JCT)間25.8キロが開通。鶴岡JCT-酒田みなとIC間と合わせ、庄内の縦軸が高速道路で結ばれた。当日は記念イベントが開催され、参加者が新たな“大動脈”の誕生を祝福。温海地域に例年以上の観光客が訪れているほか、物流や救急搬送の面でも大きな効果が現れている。

豪雪、酷暑の異常気象

酷暑の夏。かげろうや逃げ水で街の景色がゆがんだ=7月4日、山形市 酷暑の夏。かげろうや逃げ水で街の景色がゆがんだ=7月4日、山形市 (クリックで拡大表示します)

2年連続の豪雪が県民生活を直撃した。昨年12月から今年4月にかけて、雪下ろし中などの事故で死亡17人を含む311人が死傷。統計が残る1975(昭和50)年以降で最多となった。2月2日には山形市で猛烈に雪が降り、積雪量は90センチ超に。81(同56)年以来のどか雪だった。夏場は最高気温35度以上の猛暑日が相次ぎ、高齢者や児童生徒ら400人以上が熱中症で搬送された。

きらやか銀と仙台銀統合

じもとホールディングスのオープニングセレモニーでテープカットする三井精一会長(左)と粟野学社長=10月1日、仙台市・仙台銀行ビル じもとホールディングスのオープニングセレモニーでテープカットする三井精一会長(左)と粟野学社長=10月1日、仙台市・仙台銀行ビル (クリックで拡大表示します)

きらやか銀行と仙台銀行(仙台市)は10月1日、「じもとホールディングス(HD)」を設立し経営統合。預金残高では東北13地銀・グループの中で7番目の規模に。東日本大震災で当初予定より1年遅れで実現した。同HDは同日、東証1部に上場。県境を越えた広域金融グループの誕生は、2009年10月に荘内銀行(鶴岡市)と北都銀行(秋田市)の経営統合に続き東北で2例目となった。

福王寺法林さん、丸谷才一氏さん死去

福王寺法林氏、丸谷才一氏
丸谷才一氏(左)、福王寺法林氏
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ヒマラヤ山脈の連作で知られる米沢市出身の日本画家福王寺法林さんが2月に91歳で、文壇で幅広く活躍した鶴岡市出身の作家丸谷才一さんが10月に87歳で死去した。いずれも文化勲章受章者で名誉県民。各界から惜しむ声が上がった。

福王寺さんは、上空から命懸けでスケッチしたヒマラヤ連作を意欲的に発表。芥川賞作家の丸谷さんは、博識を生かした軽妙なエッセーなどでも親しまれた。

山形花笠まつりが50回

50回目を迎えた山形花笠まつり=8月7日、山形市 50回目を迎えた山形花笠まつり=8月7日、山形市 (クリックで拡大表示します)

県都の夏を彩る山形花笠まつりが50回目の節目に到達した。当初は蔵王夏まつりの付帯行事の一つ、花笠音頭パレードとして開催され、集団で行進しながら踊る正調踊り「薫風最上川」は、この直前に考案された。東日本大震災の記憶が色濃い中で行われた節目の祭りには、8月5~7日の3日間で、過去最多の計1万3400人の踊り手が参加、熱く華麗に東北の元気を発信した。

ドクターヘリ運用開始

運用がスタートしたドクターヘリ=11月15日、山形市・県立中央病院 運用がスタートしたドクターヘリ=11月15日、山形市・県立中央病院 (クリックで拡大表示します)

医療過疎地を抱える本県で救命率向上に大きな期待を集め、ドクターヘリが11月15日始動した。基地病院の県立中央病院(山形市)を中心に救急医と看護師が搭乗し、救急現場で救命処置を施す。運用開始から半月の11月末時点で、脳血管疾患などで14件の出動があった。県は年度内に症例検討会を開き、有用性、課題について検証する予定だ。搭乗する医師の確保など課題もある。

10庄内空港でオーバーラン

滑走路をオーバーランして停止した全日空機=12月9日、庄内空港で共同通信社機から 滑走路をオーバーランして停止した全日空機=12月9日、庄内空港で共同通信社機から (クリックで拡大表示します)

庄内空港で12月8日午後10時半ごろ、羽田発の全日空899便ボーイング737が滑走路を約80メートルオーバーランするトラブルが発生。乗客、乗員合わせて167人にけがはなかったが、国土交通省は事故につながりかねない「重大インシデント」に認定し、原因究明のため同省運輸安全委員会の航空事故調査官を現地に派遣した。同空港では1991年の開港以来、初めての大きなトラブル。

次点救急車不出動問題で遺族が山形市を提訴

119番通報したにもかかわらず山形市消防本部が救急車を出動させなかったために当時山形大2年生だった長男が死亡したとして、埼玉県に住む母親が山形市を相手に1千万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。市は、10月9日の第1回口頭弁論で、判断は適正だったとして争う意思を示した。

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山形新聞からお知らせ

  1. 【参院選の標語を募る】
     第23回参院選は7月4日公示、同21日投開票で行われることが固まりました。県選挙区に立候補を予定している陣営は選挙戦に既に走りだしています。山形新聞、山形放送は、投票総参加と明るく正しい選挙を呼び掛ける標語を募集します。
     ▽応募資格=県内在住者
     ▽作品=はがき1枚に1作品を記載。1人何枚でも可。住所、氏名、年齢、職業(学校名)、電話番号を明記
     ▽締め切り=6月24日(月)必着
     ▽発表=6月28日(金)の山形新聞紙上、山形放送のニュース
     ▽表彰=特選1点(賞金5万円と副賞)、入選若干(賞金2万円と副賞)
     ▽表彰式=7月1日(月)午後3時、山形メディアタワー
     ▽送り先=〒990―8550 山形市旅篭町2の5の12 山形メディアタワー 山形新聞、山形放送選挙標語係
  2. 【県縦断駅伝の写真提供します】
     山形新聞社は、第58回県縦断駅伝競走大会で、本社カメラマンと記者が撮影したレース写真をホームページ(HP)「やまがたニュースオンライン」に掲載し、有料で提供します。写真サイズは、キャビネ判から四つ切りまで4種類で価格は表の通り。山新ヨモーニャくらぶ会員は20%引きです。アドレスhttp://yamagata-np.jp/p-shop/
  3. 【やまがたの野鳥を聞く】
     インターネットと紙面が連動し、野鳥の鳴き声を文字と音で紹介する企画「やまがたの野鳥を聞く」。本紙の記事を読んで、ホームページにアクセスすると、県内に生息する鳥たちのさまざまな鳴き声を耳にすることができます。ログインはこちら。また、携帯・スマートフォンの有料ページにも同様のコンテンツがあります。携帯・スマートフォンサイトへのアクセス方法は、こちら
  4. 【山新おしどり金婚さん顕彰】
     山形新聞、山形放送はことしも「山新おしどり金婚さん」の顕彰事業を行います。結婚して50年になるご夫婦の人生を祝福し、お二人の名前を刻んだ盾(レリーフ)を贈ります。4月1日から申し込みを受け付けます。
    【対象】1963(昭和38)年に結婚されたご夫婦としますが、結婚50年を経過し、これまで顕彰を受けていないご夫婦も申し込みできます。
    【申し込み方法】証明書などは不要です。所定の用紙に必要事項を記入し、山形新聞の本社、支社、販売店、もしくは居住する市町村の老人クラブに提出してください。申込用紙も用意してあります。
    【受付期間】4月1日(月)から5月31日(金)まで。
    【顕彰】8月中旬の山形新聞紙面で紹介し、盾を市町村の敬老会や福祉のつどいなどの席上で贈呈するか、もしくは、販売店からのお届けとします。
    【盾】元国画会会員、元山形大名誉教授で彫刻家だった故染谷英五氏が制作したレリーフです。
    【問い合わせ】山形新聞社・おしどり金婚さん顕彰事務局023(622)5271。
    【個人情報の取り扱い】申し込みいただいたお客さまの個人情報は山形新聞社、該当エ
    リアの販売店および取扱業者で適正に管理し、盾の制作やお届け、山形新聞の業務案内に利用させていただきます。
  5. 【「私の主張」投稿】
     山形新聞は、「意見のページ」で募集している「私の主張」「若者の声・少年少女の声」について、ホームページ「やまがたニュースオンライン」から投稿できます。バナーをクリックし必要事項を記入し、ご意見をお寄せください。
  6. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  7. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  8. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  9. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  10. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
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