県内企業ニュース

【企業説明会】重視、魅力も働き方も

 2019年卒業予定の学生採用に向けた主要企業の会社説明会が1日解禁され、県内でも幅広い業種を集めた合同企業説明会が開かれた。人手不足を背景に企業の採用意欲が高まる中、学生側は働き方などさまざまな観点から就職先を厳選。売り手市場の様相を呈し、企業側の人材獲得競争が激化しそうだ。

 「今春の新卒採用は内定の辞退者が出たため結果的に定員割れ。来春に向けてしっかりと自社の魅力を伝えていきたい」。1日に山形市の山形国際交流プラザで開かれた「やまがた就活ナビ2019」の合同企業説明会(山形新聞社主催)に出展していた不動産業の担当者は力を込めた。

 会場には金融や小売り、建設、マスコミなど25の企業・団体がブースを並べた。各担当者はスライドを活用しながら企業概要や採用情報などを紹介。中には「結婚相手は中身も大事。ぜひ当社の中身を知ってほしい」と経営理念や長期ビジョンを熱っぽく語る姿も見られた。

 有効求人倍率が高水準で推移する中、企業の人手不足感は深刻さを増す。人気職種の一つ金融機関の担当者は「今春採用の応募は多かったが、来春はどうなるか」と不安を口にする。新たに首都圏の説明会に参加するなどPRに力を入れる方針で、「他社と競合するかもしれないが、しっかりとした芯のある人材を獲得したい」と意気込んだ。

 今の学生が企業を選ぶ基準は何か。「ブラックかホワイト。今の学生はこれ」と語るのは県内出身の駒沢大3年の男子学生(21)。「長時間労働やパワハラがある企業には絶対に行きたくない」と強調した。米沢女子短期大1年の学生(19)はやりがいを重視。「先輩からは選ばなければ就職しやすいと言われたが、やっぱり自分の興味のある仕事をしたい」と話した。

 一方、米沢市にある山形大工学部と県立米沢栄養大、米沢女子短大の学生を対象にした初の合同企業説明会が1日、同市営体育館を会場に3日間の日程で始まった。製造業を中心に県内外の149社が参加。学生約670人が訪れた。

 「売り手市場と言っても企業側はしっかり人を見ていると感じる」と化学系メーカー志望の山形大大学院博士前期課程1年の男子学生(23)。米沢女子短大1年の学生(19)は「ネットだけでなく、企業の人と会って話すと仕事内容がイメージできる。入社後も研修ができると聞いた。人手不足なんだと思った」と話していた。

 企業側にとっては優秀な学生の争奪戦の様相。システム機器など製造のNECプラットフォームズ(東京)の人事担当者は「山形と宮城の事業所で採りたいが、中央志向の学生が多く、厳しい。技術の継承を考えると、毎年の採用が大事。入社後にステップアップできることをアピールする」と語った。

 今後、面接などの選考活動は6月1日、正式な内定は10月1日に解禁される。

(2018年3月2日付山形新聞掲載)

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