県内企業ニュース

【就活ナビ】社風、休日しっかり確認

 2020年春に卒業予定の大学3年生らを対象にした主要企業の会社説明会が1日解禁となり、県内でも幅広い業種を集めた合同企業説明会が山形市や米沢市で開かれた。人手不足を背景に企業の採用意欲が高まっており、学生優位の売り手市場が続く。働き方改革が求められる中、学生は休日取得など労働環境も重視、優秀な人材獲得に企業側はしのぎを削っている。

 山形市の山形国際交流プラザで開かれた「やまがた就活ナビ2020」の合同企業説明会(山形新聞社主催)には、金融、建設、マスコミなど32社がブースを構え、自社の魅力をアピールした。

 「やりがいはもちろんだが、社風がよく休日数が多い企業がいい。年間休日120日を目安に見ている」と語るのは東北芸術工科大3年の男子学生(20)。一足先に働き始めた友人が残業で大変そうな様子を見ており、「会社も大事だけど自分の体も大事」と話す。「人に何かを伝えたり企画したりする仕事に就きたい」という桐朋学園大3年の女子学生(21)=山形市出身=も「趣味の時間も持ちたいので、週休2日はもらえたら」と、ワークライフバランスを重視する。

 山形大工学部、米沢栄養大、米沢女子短大の学生を対象にした合同企業説明会を訪れた山形大工学部3年の男子学生(21)は「今は景気が良いけど、仕事は今だけじゃない、待遇などをしっかり見ていきたい」と慎重だ。

 有効求人倍率が高い水準で推移し、企業にとっては優秀な人材の獲得合戦が続く。売り手市場を反映し、米沢の説明会には過去最多の160社超が参加した。東京に本社があるIT関連企業の担当者は「ここ数年、採用人数は目標の半分程度にとどまっている。まずは会社と仕事を知ってもらうのが大変」とPRに力が入る。

 「少ないパイ(学生)を奪い合っている状態。内定を出しても辞退者が出るので、なかなか予定人数を確保できない」とこぼすのは山形市の会場に参加した建設業者だ。「少子化でこれからも売り手市場は続くだろう。動画を使ったり、大学と連携を強化したり、やり方を変えないと人材を確保できなくなる」と危機感を強める。同市の商社は、今回の採用から会社案内のパンフレットにQRコードを掲載して説明会の予約をしやすくした。1次選考を兼ねた説明会も新たに予定する。採用担当者は「学生の手間をできるだけ省く努力をしている。企業側が工夫しないと人材を確保できない時代だ」と語った。

(2019年3月2日付山形新聞掲載)

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