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談話室

▼▽“乗り鉄”で知られ鉄道紀行文学の草分けとなった内田百●(ひゃっけん)は愛猫家としても名高い。風呂場で湯槽(ゆぶね)の蓋(ふた)の上に座布団を敷き飼い猫の寝場所に。行方知れずの愛猫を捜すため新聞に広告を出し、折り込みチラシを配る。

▼▽「ノラ」が失踪し、後にすみついた「クルツ」に内田が話し掛ける。「いいにほひがするかい。蒲焼(かばやき)だよ。鰻(うなぎ)だよ」「お前の皿で少し戴(いただ)くか」(随筆「猫の耳の秋風」)。「片方の耳の端が割れてゐて、割れた儘(まま)になほつて毛が生えてゐる」クルツに惜しみなく愛情を注ぐ。

▼▽山形市緑町などの「みしま町内会」は「地域猫」活動に取り組む。地域の野良猫に不妊・去勢手術をして繁殖を抑える。手術を終えた猫の目印は耳の先を花びら状に切った「さくら耳」。殺処分による解決ではなく、地域で見守り、ルールに従って餌やトイレの世話をする。

▼▽活動継続の鍵は資金確保。購入型クラウドファンディング「山形サポート」で資金募集を始めた。金額に応じサポーター証や活動報告冊子、地域猫の命名権といった返礼品を用意する。猫に「鰻の蒲焼」は論外だが、愛猫家の皆さん、支援の手をそっと差し伸べてはいかが。

●…間の日が月

[2017年2月6日掲載]