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古川さん「井上さんの芝居伝えたい」

 山形新聞社が進める購入型クラウドファンディング(CF)「山形サポート」の第6号として、川西町出身の劇作家・井上ひさしさん原作の二人芝居「父と暮せば」の東京公演開催を目指し、資金募集を開始した劇団・川西町演劇研究会代表の古川孝さん(67)=南陽市若狭郷屋。「井上さんの古里発の芝居の魅力を多くの人に伝えたい」と思いを語る。

 古川さんは井上さんが校長を務めた川西町フレンドリープラザ付属演劇学校の2期生。芝居の面白さを知り、10年ほど前に同劇団を立ち上げた。「父と暮せば」は2013年の初公演以来、県内で活躍する女優らを相手役に毎年上演。「続けられるのは何よりも原作の力。見た後のお客さんの反応が後押ししてくれている」という。県内各地域と仙台市を回り、上演数は30回を超えた。「回を重ねて自信がついた。夢の東京公演を実現したい」と話す。

 舞台は原爆投下から3年後の広島。生き残ったことに罪悪感を抱きながら生きる美津江の前に、亡くなったはずの父竹造が現れ、前向きに生きるよう諭す。涙と笑いが詰まった父と娘の物語だ。「難しいと思われがちな井上作品だが、本作を見て面白さを知ってほしい」と古川さん。「芝居は人生を豊かなものに変える。生活の中に根差したものであるべきだ」という井上さんの信念を引き継ぎたいとし、東京公演の先に全国、さらに井上さんが好きだったイタリア・ボローニャでの上演も夢見る。東京を前に県内での公演も予定している。

 東京では10月7、8の両日、小金井市の現代座会館で計3回公演を予定。3人の女優がそれぞれ娘役を務める。CFで募る資金の目標は55万円。返礼品として金額に応じ同劇団の全公演共通チケットや団員出演映画のDVDなどを贈る。7日現在で12万6千円が寄せられており、期限は5月31日。

 CFは、インターネットを通して県民の資金調達を応援する事業。問い合わせは山形新聞編集局デジタル推進部023(622)5265。

[2017年4月8日掲載]