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パラグライダー用車いす完成、4月にも大空へ


子どもたちが使うパラグライダー専用車いすの完成品を公開する加藤健一さん(右)と金井誠さん=南陽市椚塚・山形バリアフリー観光ツアーセンター

 山形新聞社のクラウドファンディング(CF)「山形サポート」で、目標金額をクリアしたプロジェクト「子どものパラグライダー専用車いす製作」(南陽市、加藤健一さん)の完成品が22日、同市で報道関係者に先行発表された。県外でのテストを経て、4月には南陽の大空で子どもたちによる“世界初”の空中散歩が実現する。

 筋ジストロフィーと闘い、車いすで生活する加藤さん(37)は2015年10月、同市の南陽スカイパークからパラグライダータンデム(2人乗り)飛行に成功した。山形バリアフリー観光ツアーセンター(同市)の代表理事として、障害者のフライトを支援し続けている。

 車いすによるパラグライダー飛行には40~68キロの体重制限があり、軽量の子どもはフライトできない。加藤さんはこの問題を解消し、障害のある子どもたちにも空を飛ぶ夢をかなえさせたいとの思いで、CFに挑戦。昨年の資金募集では278万円余りの支援金が集まり、目標額を上回ったことから、市内でパラグライダースクールを開く金井誠さん(55)に設計と開発協力を依頼した。

 完成品はアルミ合金製の1人乗りで、幅、奥行きとも約1.1メートル。米沢市内の企業が材料加工を担った。総重量は約10.2キロと、加藤さんのフライト成功時に比べ約3分の2まで軽くなった。いすの下の部分に鉄板の重り(1枚約10キロ)を載せて重量を調整する仕組みにした。

 同センターで開かれた発表会で、加藤さんは「多くの支援者のおかげで完成にたどり着いた」と感謝の言葉を述べ、「南陽からこの取り組みを広く世界に発信していきたい」と語った。完成品は3月21日、市内で開かれるパーティーでCF支援者に披露される予定。問い合わせは同センター0238(40)8981。

[2018年1月23日掲載]