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山本製作所
山本丈実氏
山本丈実氏
【インタビュー】
 -業界の現状を踏まえ、求める人材は。

 「ものづくりメーカーとして創業100周年を迎えた。自分たちが必要とされるものを考え、提案してきたプロダクトアウトから、市場のニーズを聞きながらものづくりを進めるマーケットインという形に変わってきている。農業分野では大規模化という変化も起きている。今の時代は『気づきとチャレンジ精神』が重要。お客さまがぽろっと話した不満や不便さから新たなものづくりのアイデアに気づき、実現に向けて挑戦する意欲を持った人材を求めている」

 -具体的な人材育成の取り組み、社員に期待することは。

 「新入社員には通勤時に毎日同じではなく、たまには違う道を通ってくるよう呼び掛けている。こうした取り組みも気づきの一つのトレーニングになる。また、社外で異業種の人と触れ合うことで気づきにつながることもあり、社内研修だけでなく外部研修にも積極的に派遣している。特に管理職は中小企業大学校経営管理者養成コースなど宿泊を伴う研修を通して交流を深めてもらっている。会社として各種資格試験などに対する補助も行い、自己研さんも後押ししている。2012年から力を入れている海外事業の担当者6人は当初ほとんど英語は話せなかったが、インターネットを活用した学習や英語能力の検定試験を通して語学力を磨いた。社員には会社に入ってからも学ぶ意欲を失ってほしくない。そして農業や地球環境関連など『生命維持産業』に従事しているという誇りを持って働いてほしいと思っている」

 -自らが仕事上で最も影響を受けた人物は。

 「創業者であり、曽祖父(そうそふ)の山本惣治郎だ。天童町(現天童市)の町長も2期務めるなど地域の発展にも貢献した。自分が小学1年生の時に亡くなったが、葬儀では小学校の体育館が満員になったことを覚えている。多くの人に慕われていたのだと思い、尊敬している。会社では『みんな仲良く』との言葉をよく言っていたと聞く。社歌にある『こゝろはやさしく 仕事はきびしく』のフレーズには創業者の経営に対する思いが込められており、地域貢献に尽くした姿勢とともに見習っている」

 ★山本丈実氏(やまもと・たけみ) 日本大文理学部卒。アパレルメーカー「ワールド」に勤務後、1993年に山本製作所に入社した。取締役、副社長などを経て2006年から社長を務める。天童市出身。54歳。

 ★山本製作所 1918(大正7)年に創業し、61(昭和36)年に株式会社化。穀物乾燥機や精米機をはじめ、木質ペレットストーブなど環境関連機器を製造する。資本金9600万円で従業員は約310人。主力工場のある東根事業所をはじめ、北海道や関東、東海、四国、九州など全国各地に営業所を持つ。本社は天童市本町1の5の32。

【私と新聞】地域の細かな情報は重宝
 「子ども向け新聞をきっかけに小学3、4年生ごろから興味を持って読んでいた」。山本丈実社長は新聞との出合いを振り返る。その後も中学、高校はスポーツ面を中心に親しみ、大学生活の4年間も欠かさなかった。今も新聞を読むのは毎朝の日課。長期出張中は電子新聞を活用している。経済面をはじめ、地域面や社会面を熟読する。

 新聞の情報はお客さまとの雑談の話題など、コミュニケーションを図る上で重要だと感じている。特に冠婚葬祭を含め地域のきめ細かな情報は重宝している。全国の各営業所でも業界紙だけではなく、それぞれの地元紙も取っている。「例えば地域の消防団活動の表彰記事でたまたまお客さまが掲載されているかもしれない。話題にすれば喜んでもらえる」と山本社長。より密接な人間関係の構築に向け、情報の大切さを強調する。

【週刊経済ワード】日本自動車販売協会連合会(自販連)
 自動車ディーラーの全国組織で、自動車の健全普及と諸問題解決、ディーラーの社会的地位向上を図るため、1959(昭和34)年6月に設立された。会員数は約1500社。国内の新車販売台数や中古車登録台数の統計データをまとめ、ディーラーの経営やサービスの指導のほか、自動車関連法制・税制の研究、流通適正化に向けた調査に取り組んでいる。2月26日の総会で、山形日産自動車社長の小関眞一氏(61)が東北から初めて、会長に就任した。各都道府県に支部があり、県支部は18社が加盟している。
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