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トヨタカローラ山形社長
鈴木肇子さん
鈴木肇子さん
【インタビュー】
 -業界の現状を踏まえ、求める人材とは。

 「自動車業界は現在、百年に一度の大転換期を迎えていると言われている。各自動車メーカーは自動運転技術や電気自動車(EV)の開発に力を入れ、安全で快適な、そして環境に優しい自動車を売り出している。しかし、メーカーがどんなに素晴らしい車を開発しても、世の中に普及しなくては意味がない。その役割を担うのが当社のような販売会社だ。その中で当社は仕事をする目的や背景を理解し、熱意のある人材を求めている」

 -インターンシップに力を入れている。

 「大学生や高校生を対象に『ふれあい塾』と名付けたインターンシップを実施し、就職希望者には必ず受けていただいている。当社の『ふれあいサービス』のフレーズ通り、学生と社員、現場、お客さまとの触れ合いに主眼を置き、2~5日間の日程でリアルな現場を体験し、自動車ディーラーの仕事に理解を深めてもらっている。その上で企業理念、社是に即した人材の採用を心掛けている。この取り組みが評価され、本年度初めて開かれた『学生が選ぶインターンシップアワード』で東北で唯一入賞した」

 -どのような能力、スキルが必要で、そのためにどんな努力をするべきか。

 「就職活動は学生の売り手市場と言われるが、企業は自ら課題を見付け、解決できる人材を求めている。また、社会人として最低限のモラル、コミュニケーション力も必要だ。当社は現在、山形大、東北芸術工科大と連携し、課題解決型授業(PBL)を展開している。産学連携により、学生が幅広い知識、スキルを身に付けるお手伝いをできれば光栄だ。ジェネレーションギャップという言葉があるが、ギャップを打ち破るよう、老若男女さまざまな人たちと交流し、視野を広げてほしい」

 -仕事上で最も影響を受けた人物は。

 「当社創業者で義理の父に当たる故鈴木重吉だ。創業15年目で他界したが、今でも社是で唱えている『楽しく豊かな自動車生活をより多くの人に』を経営理念に据えた。初代社長は誰にでも感謝の気持ちで接し、お客さまからも愛されており、常に地域の発展と社員の幸福を考えていた。創業以来55年間、受け継がれてきたこの教えを若手社員に伝え、『百年企業』を目指したい」

 ★鈴木肇子さん(すずき・はつこ) 学習院女子短大卒。2014年6月、夫で2代目社長の故重行氏から現職を継いだ。グループ会社の山形ダイハツ販売、モトーレンヤマガタの社長も務める。山形市出身。60歳。

 ★トヨタカローラ山形 1962(昭和37)年にパブリカ山形として創業し、69年に現社名になった。トヨタ自動車、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の新車・中古車の販売、整備を手掛け、県内全域で23事業所を展開している。資本金8千万円。従業員数511人。本社所在地は山形市南一番町1の15。

【私と新聞】「トピック」会話のネタに
 鈴木肇子社長は「地元の話題が豊富な山形新聞には毎朝、目を通す」と語る。特に1面の「トピック」は写真入りで時節の話題が多く、会話のネタとして重宝するという。

 トヨタ自動車、ダイハツ工業のある愛知県、大阪府への出張が多いという鈴木社長。帰県後に山形新聞をまとめて読むのが大変だったが、山形新聞の読者限定電子新聞「やましんe聞」を知ってからは、出掛けた先でやましんe聞を利用。「出張先からでも山形の情報がタイムリーに見られてうれしい」。

 山形新聞では経済面の情報センサーを必ず読むという鈴木社長。「これからも大切な情報源として新聞を活用したい」と話した。

【週刊経済ワード】北太平洋漁業委員会(NPFC)
 日本や中国など8カ国・地域で構成し、北太平洋のサンマやマサバなどの資源管理を協議する国際機関。2015年に設立され、事務局は東京に置かれている。みそ漬けなどで食べられているクサカリツボダイも管理対象だ。17年の年次会合は札幌市で開催され、サンマの資源管理のため遠洋漁業国が自国の漁船許可数の増加を禁止することで合意した。
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