NIBフロントライン

セロン東北社長
大内勇氏
大内勇氏
【インタビュー】
 -業界の現状を踏まえ、自社の取り組みは。

 「不審者に突然襲われるといった事件も頻発する時代であり、警備業の需要の高まりを感じている。当社は、セキュリティー(警備)事業、ビルメンテナンス事業、保育園事業の三つが柱。警備では250~260人、ビルメンテナンスは160~170人、保育園で約70人に働いてもらっている。警備というと交通誘導をイメージする人が多いが、当社は機械警備や常駐警備がメイン。自治体と連携し、独居老人の緊急通報システムのサービスも行っている。ペンダント式ワイヤレス非常押しボタンで家の中から非常信号を送ることができる。警備の契約先は全県で4200カ所、公共施設や病院など官民70カ所ほどで常駐警備をしている」

 -求める人材と、育成方法は。

 「素直で、元気で、明るい人物だ。警備もビルメンテナンスも、お客さまの内部で仕事をする。一点の疑念、不信感を与えるような行動をしないことはもちろんのこと、一人一人の人間力を高める教育を徹底している。新入社員には指針書などをまとめたオリジナルの『赤ファイル』を熟読させ、社員には社外セミナーなどにも積極的に参加させている。この業界は全国大手との競争も激しい。お客さまに納得して、信頼してもらうには、同業他社よりも3割能力が高い人材を育てないといけないと考えている。ちなみに警備員には空手や柔道の能力が必要だと思われがちだが必要ない。入社後の訓練で技術を身に付けられる。現場に駆け付けて中に不審人物がいそうな場合は警察官の到着を待つよう指導している」

 -仕事上、最も影響を受けた人物は。

 「たくさんいて挙げきれない。存命の方では京セラ創業者の稲盛和夫さん、イエローハット創業者の鍵山秀三郎さん、哲学者で教育者の森信三氏の弟子・寺田一清さん、北川八郎さん。亡くなった方では森氏のほか、松下幸之助氏、上杉鷹山の師匠細井平洲、安岡正篤(陽明学者)。詩人の坂村真民、相田みつを、後藤静香にも影響を受けた。坂村氏の『念ずれば花ひらく』という言葉も好きだし、森氏の『人生二度なし』や稲盛さんの名言をつづった日めくりカレンダーなどを社長室に掲げて自分を律している」

 ★大内勇氏(おおうち・いさむ) 航空大学校卒。1976(昭和51)年日本警備保障山形(現セコム)に入社。89年に山形中央警備保障(現セロン東北)へ。2009年に代表取締役専務に就き、11年から現職。長井市出身。67歳。

 ★セロン東北 1974(昭和49)年、山形市双葉町に山形中央警備保障として創業。89年からは機械警備を営業の主力に据え、90年にセロン東北に社名を変更する。2003年、現在の同市久保田1丁目に本社を移転した。現在は警備、ビルメンテナンス、保育園の3事業を展開している。資本金は1500万円。従業員数は500人(パート従業員を含む)。県内と仙台市に11の支店・営業所を構え、直営で二つの保育園と、委託で四つの院内・企業内保育園を運営している。本社所在地は山形市久保田1の8の28。

【私と新聞】社員に購読推奨
 大内勇社長は自宅で本紙を読み、会社で経済紙と業界紙に目を通す。「まず開くのは事件事故が掲載されている社会面。おくやみ欄もしっかりと確認する」

 新聞は生活の一部。好きな記事に、オピニオン面の「気炎」や鳥など野生動物を紹介するコーナーを挙げる。出張の際は決まって地方紙を購入するといい「他紙と比べて山形新聞は各面の地域情報が充実しており、全国的な話題もしっかりと網羅している。カラー写真の美しさもずばぬけていると感じている。お世辞ではないよ」と笑う。

 社員に新聞購読を推奨しており、人事評価のポイントにしている。「社員には世の中の動きを広く知って業務に当たってもらいたい」と期待している。

【週刊経済ワード】給油所の減少問題
 国内の給油所は1995年3月末に6万カ所を超えたが、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の普及、少子高齢化による需要低迷で、現在は半減している。経済産業省は給油所が3カ所以下の自治体を「給油所過疎地」と位置付けて対策に乗り出しているが、今年3月末時点で312市町村に上っている。これらの地域では経営者の4割が60歳以上とされ、後継者不足も課題だ。
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