NIBフロントライン

エスパック社長
佐藤敬一氏
佐藤敬一氏
【インタビュー】
 -段ボール業界の現状は。

 「以前は飲料向けがメインで段ボールの需要も頭打ちとみられていた。インターネット通販の拡大により、少子高齢化の中でも、業界としてはわずかではあるが伸びを示している。本年度も成長すると見込まれている。一方、地方にとっては、インターネットの流れに乗ることができない場合はどうなのかという問題もある」

 -自社の現状と取り組みは。

 「今最も力を入れているのは、お客さまの売り上げを上げるために何かお手伝いができないかということ。イベント会場でのブース設営や商品開発にも知恵を出させてもらうなど、パッケージを通し、ブランドイメージを高めることを目標にしている。社員の知恵を結集し、商品の付加価値をより高め、お客さまに貢献することを考えている。内部の取り組みとしては、働き方改革のためにも生産性向上が必須と捉えている。自分たちの実績が目に見える生産管理や経理のシステムを作ったり、これまで目視で行っていた検査業務について自社に合った形で機械化を試みたりしている。これらが社員の意欲向上、働き方改革につながると考える」

 -求める人材は。

 「素直で前向きで、勉強が好きな人。スキル教育は人間としてのそうしたベースがあった上で生きてくる。スキル教育では自分自身も積極的に飛び込むが、社員にもさまざまな研修やセミナーを紹介し、参加させている。繰り返していると、いつか開眼することがあるはずだ。最近は機械の性能向上やプログラムに精通した人材を求め、育てたいと考えている。人づくりに関しては自分自身の最後の仕事と思って取り組みたい」

 -影響を受けた人物は。

 「明治の教育者、哲学者・森信三に『人間は一生のうち逢(あ)うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に』という言葉がある。自分自身を振り返った時、逆境を乗り越えてこられたのは、その時々に自分を奮い立たせてくれる人たちとの出会いがあったからだと思う。自分が求めれば、出会う人全てが師だ」

 ★佐藤敬一氏(さとう・けいいち) 山形中央高卒。20歳で佐藤製函(現エスパック)入社。取締役営業部長、専務などを経て1994年から社長。山形市出身。69歳。

 ★エスパック 1922(大正11)年、山形市七日町で木箱を主とする木工業を始める。57(昭和32)年、段ボール箱の製造を開始、59年に佐藤製函工場に組織変更する。73年、社名を佐藤段ボールとする。88年、現在地に本社・工場を移転し、商号をエスパックに変更。社員数32人。資本金3300万円。本社所在地は上山市金谷798の2。

【私と新聞】取引先新規開拓の情報源
 佐藤敬一社長は、朝起きると30分ほどかけて山形新聞を読む。最初に目を通すのは経済欄。「進出企業のニュースなどは取引先の新規開拓の情報になり、地域の人の動きやイベントの記事はお客さまと会話する際の情報源になる」と話す。

 他に山形の礎を築いた先人にあらためて光を当てる「やまがた再発見」や、創業100年を超える県内企業を紹介する「これぞ老舗」を楽しみにしているという。

 過去には、自身の子どものスポーツの活躍が新聞に紹介されたこともあった。「社員が社内掲示板に貼ってくれたこともあった。こういうマスコミの在り方は地域の人たちの喜びにつながっていくと思う」と語った。

【週刊経済ワード】株主総会の招集通知
 上場会社は株主総会を開く場合、原則として2週間前までに招集通知を出すことが法律で定められている。東京証券取引所が導入したコーポレートガバナンス・コード(企業統治原則)では、株主が議案を十分に検討できるよう、正確さを担保しつつ早期発送に努めるべきだと指摘。自社ホームページへの掲載や英訳版の作成を通じた積極的な情報提供を呼び掛けている。
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