やましん住宅展示場/ハウジングプラザ平清水/家づくりコラム【家識(いえしき)】

家づくりコラム家識

❹「間取りを考えましょう。LDK編」

間取り図を見ている夫婦のイラスト

家づくりプロセスの中でもいちばんワクワクするのは、どんな間取りにするかを考える時ではないでしょうか。今回は、家族と一緒に過ごす時間が長く、生活の中心となる場所、つまり、プランニングの肝ともいえるLDKについて学びます。基本タイプ4種類の中で、家族のライフスタイルにフィットするのはどれかを家族で話し合ってみましょう。

1.LDK一体タイプ

1LDK一体タイプのイラスト

家族の一体感を最重視し、一つの部屋にLDKをまとめてレイアウトしたタイプ。視界が遮られないため、限られた空間でも広々とした印象を与えることができます。また、対面式キッチンやアイランドキッチン(※1)にすることで料理中でも子どもたちが遊んだり、勉強したりする様子に目が届くので子育て世代には、特におすすめです。

2.LD+Kタイプ

LD+Kタイプのイラスト

キッチンをリビング・ダイニングから独立させることで、料理や後片づけに集中でき、急な来客時でもキッチンの様子を見られてしまう心配もありません。リビング・ダイニングでのくつろぎタイムとキッチンワークをきちんと分けたい派にぴったりのタイプです。

3. L+DKタイプ

L+DKタイプのイラスト

食べることとくつろぐことを分けたい家族におすすめのタイプがこちら。特に、来客が多い家庭にはプライベートとパブリックを分ける上でも有効です。ただし、部屋が分離されることでリビングとダイニング・キッチンでそれぞれにある程度の広さが確保できないと部屋が狭く感じてしまいます。

4.L+D+Kタイプ

L+D+Kタイプのイラスト

リビング・ダイニング・キッチンをそれぞれ独立させたタイプです。のんびりくつろげるリビング、ゆっくり食事が楽しめるダイニング、機能的に家事ができるキッチン、それぞれの部屋をその目的のためだけに使えるという点にこのレイアウトの最大のメリットがあります。その分、家の規模としてはそれなりの大きさが求められます。

まとめ

以上のように、LDKのレイアウトとしては4つのタイプが基本になりますが、同じレイアウトでも段差をつけて目線の高さをずらす、スクリーンウォール(※2)の開閉で臨機応変に用途を変えるなどのアイデアでバリエーションはさらに広がります。家族の日常、来客のある特別な日など、さまざまなシーンをイメージしながら、ライフスタイルにぴったりのLDKを見つけてください。

※1)アイランドキッチン

シンクや調理台などが壁面から離れた場所に、アイランド(=島)のように配置されたキッチン。開放感があってスタイリッシュ。複数人で使っても作業動線や立ち位置を確保しやすい点もメリットの一つです。

※2)スクリーンウォール

空間を自由に仕切れる開閉自在の間仕切り壁。デザインや開閉方式も豊富で、普段は開放的なLDKを来客時には扉を閉じてリビングを独立させたり、休日には扉を閉じて書斎コーナーを確保したり、フレキシブルな空間づくりを可能にします。