総務省は8日、NHKの2023年度の予算や事業計画に対する松本剛明総務相の意見を公表した。受信料の値下げに伴い事業収支差金が280億円の赤字となることを踏まえ、NHKは「一層の合理化・効率化」に取り組むことが必要だとした。
動画配信サービスの普及で放送を取り巻く環境が変わる中、番組のインターネット配信の意義やサービスの需要について「さらに議論を深めていくこと」を求めた。
21年放送のBS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」で誤った字幕を付けた問題では「再発防止に向けた取り組みを徹底することが求められる」と強調した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、国際放送の充実も必要だと指摘した。
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