カンヌ最高賞監督、仏政権を批判 映画祭スピーチ、年金改革で

5/28 09:35
 カンヌ国際映画祭で最高賞「パルムドール」を受賞し、記者会見するジュスティーヌ・トリエ監督(左)=27日、フランス・カンヌ(共同)

 【カンヌ共同】第76回カンヌ国際映画祭で最高賞「パルムドール」を受賞した「アナトミー・オブ・ア・フォール」のフランス人監督、ジュスティーヌ・トリエ氏(44)は27日、授賞式のスピーチで、年金制度改革を強行した自国のマクロン政権を強く批判、文化相がツイッターで反論し、異例の応酬となった。

 トリエ監督は関係者への謝辞の後「私の喜びを伝えるだけで満足できない。年金改革に対する歴史的な抗議がショッキングな形で否認、抑圧された」と述べた。

 また、授賞式後の記者会見で、映画への公的補助が採算性で判断する傾向へ向かっていることを問題視する考えを説明した。

記事・写真などの無断転載を禁じます

関連写真

 カンヌ国際映画祭で最高賞「パルムドール」を受賞し、記者会見するジュスティーヌ・トリエ監督(左)=27日、フランス・カンヌ(共同)
写真・画像の無断転載を禁じます。
[PR]
[PR]