日本テレビは21日、スタジオジブリの株式を取得して10月6日付で子会社化すると発表した。両社が21日の取締役会で決議した。日テレが議決権の42・3%を所有する筆頭株主となり、役員を派遣してスタジオジブリの経営をサポートする方針。
日テレによると、スタジオジブリの後継者として、創業者の宮崎駿監督の長男でアニメ映画監督の吾朗氏が候補に挙がっていたが、吾朗氏は「1人で背負うのは難しい。他に任せた方が良い」と固辞。長年にわたってジブリ作品を放送してきた日テレとの間で子会社化について協議してきたという。
スタジオジブリの鈴木敏夫社長は「これまでやってきたけど、経営は大変。僕らは作品作りに専念する」と話した。新社長に就任する日テレの福田博之専務執行役員は「新しいものを期待されているのが分かるので、それを実現するお手伝いをしたい」と述べた。
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