京都五花街の一つ、祇園甲部の芸妓や舞妓が出演する京舞井上流の公演「温習会」本番を前に、総仕上げの通し稽古「大ざらえ」が28日、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場で行われた。
華やかな着物姿の舞妓らが「太鼓踊り」や「四つの袖」などを披露した。京舞井上流家元の五世井上八千代さんは、立ち位置や振り付けを確認。顔を傾ける角度や手の動かし方について手本を見せながら熱心に指導した。
耐震改修のため祇園甲部歌舞練場での開催は2016年以来となる。井上さんは久しぶりのホームでの公演に緊張しているといい、「お客さまに喜んでいただけるようにと思います」と話した。
公演は10月1〜6日。
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