皇室関連の車庫、解体進む JR東、一部保存方針

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 解体が進む、皇室関連の車両の車庫とみられるれんが造りの建物=28日、東京都品川区

 JR東日本が3月から東京総合車両センター(東京都品川区)で、皇室関連の車両の車庫とみられるれんが造りの建物の解体を進めている。三種の神器の一つ、八咫鏡の複製を輸送した「賢所乗御車」の車庫との見方もあるが、公式には詳細が明らかにされていない。JR東はれんがの壁の一部を、周辺の再開発で建設するビルに移築して保存する方針。

 れんが造りの建物は、東京総合車両センターの南西側に隣接する品川区役所との境界付近にある。JR東は取材に対し、この建物は大正初期ごろから車庫として使われ、面積は約1500平方メートルと説明。解体開始前に、内部の車両は移動済みとしている。

 車庫の一部は約200メートル離れた場所に建設するビルの壁面への利用を検討中で、解体後の跡地は品川区が広場にすることも明かした。ただ保安上の問題を理由に、どんな車両が保管されていたかや移動先、解体が終わる時期は回答しなかった。

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 解体が進む、皇室関連の車両の車庫とみられるれんが造りの建物=28日、東京都品川区
 三種の神器の一つ、八咫鏡の複製を輸送した「賢所乗御車」(国立国会図書館提供)
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