北海道の釧路市動物園は27日、国内最高齢となる19歳の雌のアムールトラ「チョコ」が26日朝に死んだと発表した。約1年前から慢性の進行性腎疾患で、9月に入り症状が悪化していた。
園によると、症状の悪化に伴い食欲が低下し、22日からは餌を食べなくなっていた。26日午前8時ごろ、飼育員が呼吸をしていないことに気付き、獣医師が死んだことを確認した。
チョコは2004年にロシアの動物園で生まれ、05年に釧路市動物園に来た。08年に出産した三つ子の一頭「ココア」は現在も同園で飼育されている。
担当者は「人なつっこいトラで、いなくなって寂しい」と話した。27日に献花台を設置した。
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