2019年のラグビーW杯日本大会の開催地となった岩手県釜石市の「釜石鵜住居復興スタジアム」で30日、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県と東京都の小学生が、ラグビーを通じ震災を学ぶイベントが開かれた。
スタジアムは津波で全壊した小中学校の跡地に立つ。児童約70人は、巧みなステップでピッチを駆けたり、力強いトライを決めたりした。
児童らは試合後に震災伝承施設を訪れ、語り部が「鵜住居の子どもたちは、ここから高台に逃げました」などと震災当時の話をした。
東京都日野市の小学6年吉村朱叶さん(12)は「自分がプレーした場所が津波の被害に遭ったことを実感した」と話した。
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