【ワシントン共同】ウクライナ侵攻の追加制裁としてG7などが検討していたロシア産原油の上限価格設定は2日、1バレル=60ドル(約8千円)とすることで決着した。ただ、ロシアとの取引を続ける中国やインドが制裁の「抜け穴」となる懸念も残り、実効性の確保が焦点だ。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は2日のオンライン記者会見で「(上限の)60ドルは適切で、効果を発揮すると考えている」との考えを示した。欧州連合(EU)加盟国エストニアのカラス首相はツイッターに「原油価格を1ドル引き下げればロシアの収入が20億ドル減る」との試算を投稿した。
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