仙台市若林区の集合住宅で4月、専門学校生木村真緒さん=当時(19)=が殺害された事件で、宮城県警が28日、殺人容疑で知人の専門学校生の男=仙台市、当時(21)=を容疑者死亡のまま書類送検したことが捜査関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、県警は男は自殺したとみており、男の自宅には凶器とみられる刃物が残されていた。
書類送検容疑は4月11日夜〜12日未明、木村さんの自宅で、刃物で背中を刺すなどして失血死させた疑い。
県警によると、翌13日、木村さんは自宅で死亡しているのが見つかった。同日夜、重要参考人として浮上したこの男の自宅を警察官が訪ねると、既に死亡しているのが見つかった。県警は状況から自殺したとみている。
複数の知人らによると、木村さんは岩手県一関市出身。地元の中高を卒業し、看護師になることを夢見て仙台市内の医療系専門学校に進学した。
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