国税庁、口座情報250万件入手 海外情報交換制度で

1/31 17:17

 国税庁は31日、経済協力開発機構(OECD)が策定した「共通報告基準(CRS)」による各国との情報交換制度で、昨年6月までの1年間に、国内の個人と法人が世界94カ国・地域の金融機関に保有する口座情報約250万件を入手したと発表した。口座残高の総額は約14兆円。情報は国際的な脱税事案の解明や租税回避の把握などに活用される。

 国税庁からは、昨年6月までの1年間に、外国を本拠地とする個人と法人が日本で保有する口座情報約65万件を世界77カ国・地域の税務当局に提供した。口座残高は、政府系法人のものを除き総額約4兆9千億円。

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