口座開設拒否で精神的苦痛と提訴 茨城の元組員がみずほ銀相手に

6/6 17:24

 茨城県内に住む元暴力団組員の男性が、5年以上前に組を辞めたのに銀行口座の開設を拒否され精神的苦痛を受けたとして、10万円の損害賠償をみずほ銀行に求める訴訟を、6日までに水戸簡裁に起こした。「不合理な差別だ」と主張している。提訴は4月18日付。

 みずほ銀行のウェブサイトによると、現役の組員の他、暴力団を抜けて5年経過しない者と取引しないとする規定がある。広報室は「事実関係や当社の主張は裁判で明らかにする」とコメントした。

 訴えによると、男性は2017年5月に指定暴力団を離脱し、現在は建設関連の会社に勤務。みずほ銀行水戸支店で給与を受け取るため口座の開設を申し込んだが拒否された。

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