ロシア占領状態での停戦提案 中国代表欧州歴訪で、米紙報道

5/27 17:08

 【北京共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは27日、ロシアによるウクライナ侵攻の仲介外交で欧州を歴訪した中国政府の李輝ユーラシア事務特別代表が、ウクライナ領土をロシアが占領したままの状態での即時停戦を提案したと報じた。西側諸国の当局者らの話としている。

 李氏はウクライナとポーランド、フランス、ドイツを歴訪し、26日にモスクワを訪問した。

 同紙によると、李氏と面会した外交当局者は、ウクライナからのロシア軍撤退なしの和平はあり得ないとの立場を強調した。中国が「誠実な仲介役」を果たせるかどうかへの疑問や、「西側の結束を試そうとした」との受け止めがあると同紙は伝えた。

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