旧ソ連アルメニアの首都エレバンで25日、隣国アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフ問題を巡ってパシニャン首相の辞任を求める野党支持者の大規模抗議行動があり、約170人が警察に拘束された。タス通信などが伝えた。
一方、アゼルバイジャンとナゴルノカラバフ側の代表が25日にナゴルノカラバフの主要都市ステパナケルト郊外で会談した。今月20日の停戦後、双方の会談は2度目。
アゼルバイジャンのアリエフ大統領は25日、同国を訪問したトルコのエルドアン大統領との会談後、ナゴルノカラバフへの人道支援を開始したと述べ、「統合プロセスは成功する」と自信を示した。エルドアン氏は、軍事行動は必要だったと支持を表明した。
エレバンでは多数の野党支持者らが25日朝から街頭に集まって「恥を知れ」などと連呼。主要道路の封鎖を試みた。
24日から住民のアルメニアへの集団的移動が始まり、アルメニア政府によると25日までに6500人以上が越境し、保護を求めた。(共同)
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