ウクライナ反転攻勢、4日で半年 数カ月にわたり戦況膠着

12/3 16:30
 軍の訓練施設を訪れたウクライナのゼレンスキー大統領(手前右)とザルジニー総司令官(左から2人目)=11月3日(ウクライナ大統領府提供・ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ軍が大規模反転攻勢を開始してから4日で半年が経過した。ウクライナ軍はロシア軍の防衛線を一部突破したものの数カ月にわたり戦況は膠着。長期戦が見込まれる中、ゼレンスキー政権と軍の間では確執が表面化した。国内の分断を狙ったロシアの揺さぶりとの見方もあり、ウクライナは正念場を迎えている。

 ウクライナ軍のザルジニー総司令官は英誌エコノミストが11月に報じたインタビューで、戦争が「膠着状態」にあり、打開するには兵器の技術革新が必要だと指摘。これに対しゼレンスキー大統領は記者会見で「膠着ではない」と反発した。

 国民の人気が高いザルジニー氏が政界に転じればゼレンスキー氏のライバルになり得るとされる。来年の大統領選実施の可否が取り沙汰される中、政権与党の議員がザルジニー氏に公然と辞任を求める事態にもなった。

 政権と軍の不協和音は国内外の関心を集めたが、国防省情報総局のユソフ報道官は「占領者にとって前線での戦争より安上がりだ」と述べ、ロシアが内紛を扇動しているとの見解を示した。

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