侵攻参加者を指導層登用へ ロシア大統領、長期戦視野に

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 モスクワで年次報告演説を行うロシアのプーチン大統領=2月(ロイター=共同)

 ウクライナ侵攻を続けるロシアで、侵攻作戦の参加者を国や地方自治体、国営企業などの幹部に登用するプログラムが1日から始動した。交戦長期化を視野に作戦の経験者を社会の指導層に取り込むとともに、除隊後の昇進の道を用意して軍志願者を確保する狙いがあるとみられる。

 「英雄の時代」と名付けられたプログラム開始は2月29日の年次報告演説でプーチン大統領が明らかにした。

 大卒で、侵攻作戦に直接加わった国民は専用サイトを通じて願書を提出できる。選抜されれば、政府に付属する行政分野の人材育成機関で将来の幹部候補生として教育が受けられる。大統領府幹部や閣僚、知事らが直々に教官役を務めるという。

 ロシア新聞電子版は2日、受け付け開始から24時間で1万4千以上の願書が提出されたと伝えた。

 年次報告でプーチン氏は、前線で戦う兵士らを「真の英雄」と称賛。「彼らこそ教育機関や国営企業、国家機構や自治体で責任ある立場に就くべきだ」と強調した上で「1990年代に金もうけをし社会に何の貢献もしない連中はエリートではない」と述べた。

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